ロスのバーバーに行くと人生が変わる理由

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あなたは普段、散髪する時はどのようにして髪型やイメージを伝えていますか?王道は、なりたい髪型の写真を持って行って「この髪型にしてください」と伝えることではないでしょうか?

この方法だと美容師さんもイメージを掴みやすく、お互いに満足する結果に落ち着くのでしょうが、仮に僕が美容師で、アジア人のお客さんがベッカムの写真を持ってこようものならば「髪切る前に整形してこいや笑」って思ってしまうんです。別に悪気があるわけではないのですが、どこかでそう思ってしまう。

髪型ってすごく微妙なところで顔の印象をガラッと変える極めて大きな要素だと思います。だから例え完璧なベッカムヘアーに仕上がったとしても、顔が田吾作面だったら…やっぱり似合わないんです。

僕はそう思ってしまうから、この写真を見せる作戦は使えず、いつも「いい感じに、お任せします」と伝え、美容師さんのセンスに委ねています。お任せするのは微妙なニュアンスを上手く伝えられないからです。微妙なニュアンスは母国語である日本語でも伝えるのは難しいのに、英語となると格段に難易度が上がります。

ロサンゼルスに住み始めて、少し経った頃、日本では頻繁に髪型を変えていた僕はロサンゼルスのバーバーショップに行ってみたい衝動に駆られたのです。忘れもしないSunset BlvdにあるRudy’s Barbershop。外観が超アメリカンで、出入りしている人もみんなお洒落でカッコイイときたもんだ!店先にはBUZZ CUT $17、SHORT CUT $29…とデカデカと書いてある!$17?安!っていうかBUZZって何だよ!?って思いながら1週間。学校帰りの昼下がり、覚悟を決めて入店。受付の女性に“Cut please!”と伝え、待つこと数分。どうやらこのタトゥーの入ったパンクが好きそうな若い男性が僕の担当だ。

実は1週間も行くのをためらった理由に、どうやって髪型を伝えればイイんだろう…って悩んだんです。日本人の友達に相談したら「Buzz cut please!って言えばイイよ!笑」っていうですが、何か嫌な予感がした僕はまず、Buzzの意味を調べました。最近は視聴回数が100万回を超えたりするとバズるって言ったりしますが、当時はそんなに聞き慣れた言葉ではなく、辞書で調べると“ブンブン飛ぶ、忙しく動き回る、がやがや言う”という意味です。でも髪型の意味としてはしっくりこない。そこでBuzz cutと調べると答えが出ました。そうBuzz cutとはスポーツ刈りとかベリーショートを意味するのです。Googleで画像検索するとよくわかるのですが、「これって丸刈りと何が違うの?」って髪型も含みます。しかもBUZZの次にSHORTがある…「このまま行ったら間違いなく丸刈りになる」と確信した僕はヒラメキました。そうだ「ツーブロックだ!」と。

話を戻して、タトゥーの彼をジャックと呼び、ここからは対話形式でお伝えします。

ジャック
どんな感じにしましょうか? / What can I do for you?
ツーブロックにしてください! / Two block please! 

ジャックの表情が???で一杯になって

ジャック
え!?なんですか? / I don’t understand. What do you say?

発音が悪いと思った僕は、ジェスチャーも踏まえて

ツーブロック! / Two block!

しかし、ジャックの表情はますますクエスチョンだ。そこで僕は気がついてしまう。

ツーブロックは英語じゃなーい!

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